マルチ勧誘は懐かしそうな笑顔で突然やってきた。(上)

私が第一のマルチの誘いを電話であっさり断って、数年後、高校時代のクラスメイト、M恵が会いにやってきました。

当時私はデパートで勤務しており、会おうと思えば誰でもいつでも会いに来れる環境でした。

「エミ(私)、久しぶり~!何年ぶりだろうね!元気だった?」

高校時代、ともに笑い合った友。人懐っこい笑顔が全然変わってない。懐かしい・・・

「わ~、M恵じゃん!久しぶりだね!元気元気?どうしたの、急に。」

「近くでエミが働いてるって聞いて、会いたくなったんだ!今度食事でも行こうよ♪」

M恵の言葉を聞いて、私もすっかり嬉しくなって二つ返事で「うん、行こう行こう!」と快諾。

「どこに行こうか~ 美味しいとこ探しとくね!連絡するね♪」と、M恵は帰って行きました。

高校の頃のM恵や仲良しのみんなと遊んだ懐かしい思い出がいろいろ浮かびます。

あ、そうだ、同じく仲が良かった近くで働いてるS子も誘おうかな。M恵に聞いてみようっと。

帰宅して、M恵に電話してみました。

電話女性「ねえ、せっかく久しぶりに会うんだからS子も誘おうよ。」

「・・・・あー・・・S子ね・・・ 今回は久しぶりだからエミと2人がいいかな~」

「そう?私S子と会うのも久しぶりだし、3人だと楽しいと思ったんだけど」

「・・・じゃ、S子ともそのうち会う事にして、今回は2人って事でどう?」

何故かM恵は頑なに3人を拒んでる感じです。2人にこだわってるみたい?

「・・・わかった。今回は2人で行こう。」

ちょっと妙な気はしましたが、とりあえず2人で会いたいと言ってくれるので、行くことにしました。

そして食事に出かけたら・・・

約束の日になり、私は電話の時に感じた妙な気持ちも忘れ、久しぶりのM恵との食事にとてもワクワク。

待ち合わせ場所でM恵と落ち合って、お気入りのパスタ屋さんに行きました。

席に着いて他愛ない話と近況をしあったら、M恵が突然言い出しました。

「エミ、今の生活に満足してる?」

んんん?何だ突然。

「え、満足って?」

「収入面とか、待遇とか。」笑顔

「ああ、満足って言えば満足だけど?どうしたの、突然。」

 

びっくりしてM恵の顔を見ると、そこには笑顔なのに目が笑ってない、私の知らない不気味なM恵がいました。