近所のうさん臭い集会に、毎朝老人が大行列。【催眠商法】

昔、まだ私が子供の頃、祖母がおかしな事を言っていた時期がありました。

「手をあげるだけで色々な物をくれる楽しいところがある」

幼かった私は、毎日バスの乗って出かけて、色々な物をもらって帰ってくる祖母が不思議でした。

毎日嬉しそうに持ってくるものは、ガラクタに毛が生えたような物でしたが、

祖母が嬉しそうにしてるので「いいね~」と、その中から使えそうな物をもらったのを覚えています。

手を上げただけで色々な物をくれるというのが不思議だったので、どういう事なのか聞くと、

「これ欲しい人~と言われるから、みんなでハイハイって手を上げたらくれるんだ」と。

それから少しして、祖母は・・・布団を買ってきました・・・。

正確に言うと、マグネットの入った、磁気マットレスを買わされてきました。磁石

おそらく、30年以上前ですが、数十万はしたと言っていたと思います。

私は布団に磁石が入ってるのが面白くて、よくそれで遊んでましたが、祖母は私の両親から、随分叱られてました。

 

ずっと、その妙な記憶は心の奥にありましたが、大人になって、『催眠商法』ってものを知って、

「ああ、昔のあれはそういう事だったんだ」と理解しました。

 

手をあげる『催眠商法』とは、民間の家や、集会場などに人を集めて、「これを無料で欲しい人、手をあげて」とか、

「この安い値段で買いたい人、手をあげて」と、タダやタダみたいな値段で日用品や景品を与え、

どんどん「手をあげなきゃ損」という高揚した気持ちにさせて、高いものを買わせるという悪徳商法です。

「50万円の布団が、今だけ30万!今、この時だけですよ!」「ハイ!ハイ!ハイ!!」

(どうしよう、はずみで手をあげたけど、30万だなんて・・・)と思った時にはもう遅く、断れない雰囲気になってます。

 

近所で見た事ありませんか?

しばらく空テナントになってた場所に、いかにもお金をかけてない簡単な看板をかけて、

【先着30名様 卵0円、食パン0円、醤油0円 その他各種色々な健康食品アリ】みたいなチラシが入って、

老人たちが連日行列をなしてたと思ったら、ある日突然閉店していた、っていうパターン。

あれです。あれ。

あれを見かける度、この中の何人が騙されるんだろうって、心配になります。

私はもちろん一度も行った事ないですけど、どんな話の運びなのか、ちょっと興味ありますね。

 

それにしても、マルチ勧誘にせよ、ネズミ講にせよ、この催眠商法にせよ、人を騙しても心が痛まない人って、

いつでも、いくらでもいるんですね。 そして騙される人も。

 

騙されないように賢くなって自衛しなきゃいけないって事ですね。